Windows Server 2022の日本語化手順

2020-09-22Azure,Virtual Machine,Windows

Windows Server 2022を日本語化するための設定手順です。
言語パックのインストール、画面表示言語、タイムゾーン、キーボードレイアウトなどの設定変更手順を紹介しています。

Azureなどのパブリッククラウドで仮想マシンを作成した場合、Windows OSの言語設定が英語になっている事があります。
タイムゾーン設定が協定世界時(UTC)になっている事も多いです。
メニュー表示や時刻表示を日本に合わせたいという場合もあるかと思います。

今回はWindows Server 2022を日本環境に合わせて利用するための設定手順をまとめてみました。

※手順確認にはAzure上に作成した仮想マシンを利用しています。
※Windows Server 2022 Datacenter Azure Editionを利用しています。

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Windows Server 2022の日本語化手順

仮想マシンのメニュー表示を確認

Azure上でWindows Server 2022を作成した直後の状態です。
メニュー表示が英語になっています。
タイムゾーン(時刻)も協定世界時(UTC)になっています。

初期状態の確認
仮想マシンに接続しメニューを表示します。
表記が英語になっています。
時刻表示も協定世界時(UTC)になっています。
デプロイ直後のWindows 2022のAzure VM(英語表記)

優先する言語設定(Language Packの追加)

Windowsのメニュー表示を日本語化するには、言語パックを追加でインストールする必要があります。
優先する言語設定のメニューから日本語の言語パックを追加してください。

言語パックを追加
“Settings"(歯車マーク)を選択します。 Windowsの設定ボタン(Windows Server 2022言語パック追加手順)

“Time & Language"を選択します。

Windowsの設定画面で時刻と言語を選択(Windows Server 2022言語パック追加手順)
“Language"を選択します。
言語パッケージを追加するときは、"Add a language"を選択します。
Windowsの言語パックを追加(Windows Server 2022言語パック追加手順)

インストール言語の選択画面です。
検索欄に日本語と入力します。
日本語を選択しNext(次へ)を選択します。

日本語をインストール(Windows Server 2022言語パック追加手順)
“Set as my Windows display language"にチェックを入れます。
チェックを入れると、インストールした言語が自身のアカウントのWindows表示言語として設定されます。
Install(インストール)を選択します。
インストール後の表示言語を選択(Windows Server 2022言語パック追加手順)
日本語の言語パッケージインストールが完了すると、Sign Outの確認画面が表示されます。
このまま設定を継続する場合は、"No sign out later"を選択します。
日本語パックをインストール後のサインアウト確認(Windows Server 2022言語パック追加手順)

地域設定

ホストの設置場所を指定します。
Region設定で指定した地域に合わせて、日付や時刻の形式がローカライズされます。

Region(地域)設定
“Region"を選択します。
“Country or region"で"Japan"を選択します。
リージョン選択(Windows Server 2022日本語化設定手順)

タイムゾーン設定

日本時間を利用する場合はタイムゾーンの設定を変更します。
タイムゾーンの設定を日本時間にします。

Time Zone設定
“Date & Time"を選択します。
“(UTC+09:00)Osaka, Sapporo, Tokyo"を選択します。
時刻表記が日本時間に変更されます。
タイムゾーン選択(Windows Server 2022日本語化設定手順)

管理用の言語の設定

welcome画面に表示される言語やメニュー表示する言語を設定します。
新しいユーザー追加時やシステムユーザーに表示する内容も指定します。

Unicodeではないプログラムの表示言語設定も管理用の言語の設定に含まれています。

Administrative language settings

“Language"を選択します。
Administrative language settingsを選択します。

※表示言語が日本語になっている事も確認します。

管理用の言語の設定を選択(Windows Server 2022日本語化設定手順)
“Administrative"タブを選択します。
“Language for non-Unicode programs"を設定します。
“Change System locale"を選択します。
システムロケール設定を選択(Windows Server 2022日本語化設定手順)
“Region Settings"が表示されます。
Current system localeで"Japanese(Japan)"を選択します。
再起動確認メッセージが表示されます。
設定を継続しますので、"Later"を選択します。
システムロケール設定で日本を選択(Windows Server 2022日本語化設定手順)
再起動確認画面(Windows Server 2022日本語化設定手順)
Administrativeタブを選択します。
“Welcome screen and new user accounts"を設定します。
“Copy settings"を選択します。
ようこそ画面と新しいユーザーアカウントの表示言語選択(Windows Server 2022日本語化設定手順)

Welcome screenとNew user accountsの設定を確認するとEnglish(United State)となっています。

新しいユーザー追加時やシステムユーザー利用時に日本語化されるように設定変更します。
Welcome screen and system accountsとNew user accounts(新しいユーザーアカウントにチェックを入れます。
OKを選択します。

再起動認メッセージが表示されます。
Restart Nowを選択します。
Windowsが再起動します。

ようこそ画面と新しいユーザーアカウントの表示言語の設定確認(Windows Server 2022日本語化設定手順)
ようこそ画面と新しいユーザーアカウントの表示言語をコピーする(Windows Server 2022日本語化設定手順)
再起動確認画面(Windows Server 2022日本語化設定手順)

Windows再起動後に確認

Windowsを再起動した後、仮想マシンにリモートデスクトップ接続し、メニュー表示や時刻表示を確認します。

再起動後の確認
メニューが日本語で表示されています。
時刻も日本時間になっている事が確認できます。
Windows再起動後に日本語表示になっている事を確認(Windows Server 2022日本語化設定手順)

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ハードウェア キーボード レイアウト設定

キーボードレイアウトを日本語キーボードに変更します。
ハードウェアキーボードのレイアウトを変更した場合、Windowsが再起動します。

キーボードレイアウト設定
言語のメニューを選択します。
優先する言語で"日本語"の"オプション"を選択します。
優先する言語で日本語のオプションを選択(Windows Server 2022日本語化設定手順)
キーボードレイアウトが英語キーボードになっています。
ハードウェア キーボード レイアウトの"レイアウトを変更する"を選択します。
ハードウェアキーボードレイアウト設定を選択(Windows Server 2022日本語化設定手順)

“ハードウェア キーボード レイアウトの変更"を選択します。
OKを選択します。
Windowsが再起動します。

※日本語キーボード(106/109キー)がある場合は選択します。

ハードウェアキーボードレイアウトで日本を選択(Windows Server 2022日本語化設定手順)
再起動後の設定を確認します。
日本語キーボード(106/109キー)になっています。
再起動後にハードウェアキーボードレイアウトが日本になっている事を確認(Windows Server 2022日本語化設定手順)

Unicode対応ではないプログラム言語設定時の注意点

Unicode対応ではないプログラム言語設定のシステムロケール設定には注意点があります。
ワールドワイド言語サポートでUnicode UTF-8を使用にチェックを入れた場合にソフトウェアが文字化けする場合があります。
Tera Termのメニュー表示を日本語化した場合に文字化けする事があります。
Tera Term文字化けに関する対応手順についてはこちらに纏めています。

最後に

Windows Server 2022の日本語化手順についてまとめてみました。
日本語の言語パックのインストール、タイムゾーンの設定、地域設定、管理用の言語の設定、キーボードレイアウトまで一通りの手順を紹介しています。

日本語化した仮想マシンをイメージ化しておくと再利用できて便利です。
Azureでの仮想マシンのイメージ化手順についてはこちらで紹介しています。

Google Chromeのメニュー表示を日本語化する手順についてはこちらで紹介しています。

Azure Portalの言語設定変更の手順についてはこちらで紹介しています。
画面例を使いながら手順を紹介しています。

AzureでLinuxの仮想マシンを日本語化する方法については、こちらで紹介しています。
Azureで仮想マシンを作成する際に、カスタムデータ(cloud-init)を利用しています。

Visual Studio Codeの日本語化手順についてはこちらで紹介しています。

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