Service Association Linksエラーで仮想ネットワークが削除出来ない
Service Association Linksのエラーで仮想ネットワーク(Azure Virtual Network)が削除出来ない事があったので原因から対応方法を纏めてみました。
Service Association Linksのエラーについて
Service Association Linksのエラーが発生
仮想ネットワークを削除しようとしたところService Association Linksのエラーが発生しました。
サブネットでサービスの委任設定を変更しようとしても同様のエラーが発生しました。
※リソース(Azure Database For MySQL Flexible Server)は削除済みの状態です。
エラー画面 | |
実際に発生したエラー画面です。 service-association-linkで使用中の為削除できませんとエラーメッセージが表示されています。 |
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サブネットの委任情報にはMicrosoft.DBforMySQL/flexibleServersが表示されています。 |
※リソース(Azure Database For MySQL Flexible Server)は削除しています。
Service Association Linksのエラーの発生原因
サブネットにサービスへの委任に関する設定情報が残っている為に発生していました。
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- Azure Database For MySQL Flexible Serverをプライベートアクセス(VNET統合)を使ってデプロイ
- リソースを削除(サブネットのサービス委任設定は未変更)
- リソースは削除しているにも関わらずプライベートアクセス(VNET)統合の情報だけが残っている
- 本来は削除される情報が何らかの理由で削除されていない
- サブネットのサービス委任設定が変更が出来ない
- 仮想ネットワークやサブネットが削除出来ない
仮想ネットワークに専用の Azure サービスをデプロイする
※サブネットにリソースが残っている場合は対象のリソースを削除します。
※今回の事象はAzure Database For MySQL Flexible Serverへの委任設定が削除できない為に発生しました。
Service Association Linksのエラーの対応手順
リソースを作成して再度削除する必要がありました。
サポートとトラブルシューティング
サポートとトラブルシューティングを使って削除出来ないか確認してみます。
Microsoft Build Q&Aのリンク
ネットワークリソースプロバイダーの診断結果にMicrosoft Build Q&Aのリンクを参照してくださいとの記述が表示されています。
Unable to delete VNet due to serviceAssociationLinks/AppServiceLink
リンク先の情報を見るとリソースを再度作って削除する必要がありそうです。
※リンクはApp Serviceの事例ですが他のサービスでも同様の対応のようです。
リソースを再度作って削除する事でエラーが解消
リソースを再度作成して削除してみます。
プライベートアクセス(VNET統合)でエラーの原因となっている仮想ネットワークとサブネットを選択します。
まとめ
今回はService Association Linksのエラーにより仮想ネットワークやサブネットの削除が出来ない場合の原因や対応手順について纏めてみました。
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- リソースは削除されているがプライベートアクセス(VNET)統合の情報だけが残ってしまっていて発生
- サポートとトラブルシューティングでは解決しない
- リソースを再作成して削除する必要がある
今後も色々試してみたいと思います。