Azureリソースのデプロイ履歴参照、再デプロイ、ARMテンプレートのダウンロード

ARM Template,Azure,Resource Group

Azureリソースのデプロイ履歴を参照、再利用する方法の紹介です。

Azureで削除したリソースを再デプロイしたい場合や、同じリソースを再度デプロイしたい場合があります。
そういう場合は、デプロイ履歴を参照して活用することで、簡単にリソースを再デプロイできます。
デプロイ履歴はリソースグループのメニューから参照できます。

今回は、Azureリソースのデプロイ履歴の参照から、デプロイ履歴を利用したAzureリソースの再デプロイ、ARMテンプレートのダウンロードの手順を確認します。

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リソースグループのメニューからデプロイ履歴を参照

リソースグループのメニューから、Azureリソースのデプロイ履歴を確認できます。

Azure Resource Manager でのデプロイ履歴の表示

リソースグループのデプロイ履歴を一覧表示

リソースグループにデプロイと言うリソースメニューがあります。
そのリソースグループでデプロイされたリソースの履歴を一覧表示できます。

デプロイ履歴を参照
デプロイを選択すると、過去のデプロイ履歴を参照できます。

デプロイ履歴は上限がある

デプロイ履歴の保管件数の上限は800件です。
上限に近づくと自動的に削除されます。

デプロイ履歴からの自動削除

ロック制限があるとデプロイ履歴が削除されない

リソース グループに、削除不可ロックを設定するとデプロイ履歴が削除されません。
デプロイ履歴が800件に達した時点で、そのリソースグループへのデプロイがエラーになります。

リソースをロックしてインフラストラクチャを保護する(ロック適用前の考慮事項)

デプロイ履歴を利用したリソースの再デプロイやARMテンプレートのダウンロード

仮想マシンのデプロイ履歴を使って確認しています。

デプロイ履歴からAzureリソースを再デプロイ

デプロイ履歴を利用して、Azureのリソースを再デプロイできます。

デプロイ履歴から再デプロイ
デプロイの履歴を一覧表示します。
再デプロイしたいデプロイ履歴を選択します。
デプロイ履歴の詳細画面が表示されます。
再デプロイを選択します。

カスタムデプロイ画面が表示されます。
デプロイ時と同様のパラメータが設定された状態で展開されます。
確認と作成を選択して、再度同じリソースをデプロイできます。

※同じリソース名が存在するなど、通常のデプロイ時でもエラーになる場合は同様にエラーになります。

デプロイ履歴からARMテンプレートをダウンロード

デプロイ時のARMテンプレートをダウンロードできます。

デプロイ履歴からARMテンプレートをダウンロード
デプロイ履歴の詳細画面でテンプレートを選択します。

ARMテンプレートが表示されます。
ダウンロードを選択すると、ARMテンプレートをファイルとして保存できます。

パラメータのARMテンプレートも、デプロイ時の入力値が含まれた状態でダウンロードできます。
ダウンロードしたARMテンプレートを使用して、再度リソースをデプロイすることが可能です。

ARMテンプレートを使った仮想マシン(Azure VM)のデプロイ方法はこちらで紹介しています。

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最後に

Azureリソースのデプロイ履歴の参照方法について確認しました。
デプロイ履歴を利用して、Azureのリソースを再デプロイできるなどとても便利かと思いました。
また、デプロイ履歴からARMテンプレートとしてダウンロードすることもできました。

引き続き色々試してみたいと思います。

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