Windows ServerのAzure VMへのデータディスク追加手順
仮想マシン(Azure VM)へのデータディスク追加手順です。
ディスク(Azure Managed Disks)の作成、仮想マシンへの追加(アタッチ)、Windowsでのボリューム作成、切断(デタッチ)までの手順を確認しています。
※本記事では、Azure Virtual Machines(Azure VM)を仮想マシンとして表記しています。
※本記事では、Azure Managed Disks(マネージドディスク)をディスクとして表記しています。
※[smalldisk] Windows Server 2022 Datacenter Azure editionの仮想マシンを使用して手順を確認しています。
Windows Server環境でのディスクのサイズ拡張手順についてはこちらで紹介しています。
ディスクの新規作成手順
仮想マシンのディスク
仮想マシンのディスクは、仮想マシンとは別の独立したリソースとして提供されます。
仮想マシンは、OSディスクとデータディスクで構成されます。
データディスクを追加する場合は、ディスクのリソースを仮想マシンに追加(アタッチ)します。
ディスクの新規作成手順
ディスクを新規作成します。
空のディスクを作成する場合は、ソースの種類で"なし"を選択します。
SKUは、利用用途に応じて選択してください。
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- 主な設定内容
- ディスク名:testvm01-datadisk
- SKU:Premium SSD(LRS)
- サイズ:32GB(P4)
- 地域:仮想マシンと同じリージョン
- ソースの種類:なし
- 主な設定内容
※仮想マシンのSLAは、ディスクのSKUに依存しているので、その点も考慮して選択します。
※仮想マシンで可用性ゾーンを設定している場合は、同じ可用性ゾーンを選択します。
ディスクを新規作成 | |
ディスクのメニューで作成を選択します。 | ![]() |
ディスクの詳細を設定します。 空のディスクを作成する場合はソースの種類はなしを選択します。 サイズの変更を選択します。
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サイズの変更では、ディスクのSKUやサイズを指定します。 Premium SSDの場合は、パフォーマンスレベルの指定も可能です。 ※SKUにはリージョンで使用出来るものが表示されます。 |
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設定が終わったら、次を選択し暗号化に進みます。 | ![]() |
ディスクの暗号化設定です。 |
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ネットワークアクセス設定です。 Azure Private Link を使用してマネージド ディスクに対するインポートおよびエクスポートのアクセスを制限する |
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詳細タグでは、共有ディスクの有効化やオンデマンドバースト等を設定できます。 今回はデフォルトのまま進めます。 |
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確認画面です。 内容を確認し問題が無ければ作成を選択します。 |
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仮想マシンにデータディスクを追加(アタッチ)
データディスクを追加(アタッチ)
作成したディスクを、仮想マシンに追加(アタッチ)します。
データディスクの追加(アタッチ)は、仮想マシンがオンラインの状態でも可能です。
データディスクのアタッチ | |
仮想マシンのリソースメニューでディスクを選択します。 既存のディスクをアタッチを選択します。 |
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ディスク名で作成したディスクを選択します。 | ![]() |
保存を選択します。 これでデータディスクの追加は完了です。 |
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仮想マシンのメニューからもディスクを作成できる
仮想マシンのディスクから、直接データディスクを作成し追加できます。
ディスク作成と追加を同時に実施 | |
ディスク名、ストレージの種類、サイズなどを指定して、追加(アタッチ)と同時にディスクを作成できます。 |
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Windows Serverでボリューム作成して追加したデータディスクを有効化
追加したデータディスクをOS上で使用できるようにします。
Windows Server 2022 Datacenter Azure Editionでディスクを初期化し、ボリュームを作成します。
仮想マシンに追加したディスク初期化
仮想マシンに追加したディスクを初期化します。
初期化はディスクの管理から実行します。
データディスク初期化 | |
ディスクの管理を選択します。 | ![]() |
ディスクの初期化が表示されます。 OKを選択します。 |
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ディスク2として未割り当て領域が表示されています。 ※画面サンプルは仮想マシン のサイズで一時ディスクがある場合です。ディスク1が一時ディスクに対応します。 |
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ボリュームの作成
OSから利用可能にするために、ボリュームを作成します。
ボリューム作成 | |
新しいシンプルボリュームを選択します。 | ![]() |
ウィザードが開始します。 次へを選択します。 |
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サイズを指定します。 最大ディスク領域と同じ値(デフォルト)を割り当てます。 |
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ドライブ文字の割り当てです。 Fドライブを割り当てます。 |
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フォーマット形式の選択です。
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フォーマットが完了するとウィザードの完了画面が表示されます。 完了を選択します。 |
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追加したデータディスクのボリュームを確認
追加したデータディスクのボリュームが正しく設定されているか確認します。
ボリューム確認 | |
ディスク2としてボリュームが作成されています。 ボリューム(F:)が追加されています。 |
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エクスプローラーで確認します。 ボリューム(F:)が追加されています。 |
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仮想マシンからデータディスクを切断(デタッチ)
追加したデータディスクを切断(デタッチ)します。
データディスクの切断(デタッチ)もオンラインで実行可能です。
データディスクの切断(デタッチ) | |
切断するデータディスクで×を選択します。 | ![]() |
データディスクから表示が消えていることを確認し、保存します。 | ![]() |
エクスプローラーで確認するとFドライブが無くなっています。 | ![]() |
※動作確認のため、オンライン状態で実施しています。データディスクを切断(デタッチ)する場合は、サーバー自体の稼働状況などを確認しながら安全な状態で実施します。
最後に
仮想マシンへのデータディスクの追加と削除の手順をWindows Server 2022で確認してみました。
とても簡単に設定できて、追加(アタッチ)や切断(デタッチ)も、随時オンラインで実施できるのは、とても便利だと思いました。
引き続き、色々試してみたいと思います。
※追加(アタッチ)や切断(デタッチ)をオンラインで実施する際は、十分ご注意ください。
Windows Serverの仮想マシンでのRAID構成作成手順について紹介しています。
Rocky Linuxでのデータディスク追加手順はこちらで紹介しています。
Windows Serverの日本語化手順についてはこちらで紹介しています。
Azure Backupを使った、ファイルリストア手順についてはこちらで紹介しています。