NSGのセキュリティ規則にIPを追加するPowerShell
NSG(Network Security Group)で既存のセキュリティ規則にIPアドレスを追加するためのPowerShellスクリプトです。
Azureでは、仮想マシン(Azure VM)などへのネットワークアクセス制限にNSGを使用します。
NSGでは、接続元、接続先、ポートなどを指定してアクセス制御を設定します。
インターネットからのアクセスなどで、IPアドレスによる制限を行う事もあります。
その場合にIPアドレスの追加運用が少しでも作業が楽になるようにPowerShellで実行できるようにしました。
※本記事内では、ネットワークセキュリティグループ(Network Security Group)をNSGと表記しています。
PowerShellで既存のNSGのセキュリティ規則にIPを追加
受信セキュリティ規則の接続元(Source Address Prefix)にIPアドレスを追加します。
PowerShell実行時に3つの変数を指定する事で、既存ルールの設定変更を行うようにしています。
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- NSG名
- NSGのセキュリティ規則名
- 追加するIPアドレス
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リソースグループ名はPowerShellの中で設定するようにしています。
環境に合わせて設定します。
#NSG Rule Update(SourceAddressPrefix) param ( $resourceGroupName = “リソースグループ名" # Get the NSG resource # New Prefix List
# Existing Prefix Add # New Prefix Add # New Prefix Rewrite # Reflect changes |
3つのパラメータを指定しPowerShellを実行します。
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- NSG名
- NSGのセキュリティ規則名
- 追加するIPアドレス
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PowerShell名を"NSG_Rule_Update_SourceIP.ps1″とした場合の実行例です。
c:\./NSG_Rule_Update_SourceIP.ps1 -NSGName NSG名 -NSGRuleName NSGルール名 -Address 追加するIPアドレス |
NSGをARMテンプレートを使ってデプロイする手順はこちらに記載しています。